転職サイトが無料で使えるってどんな仕組みなの?
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事を書いた私は看護師7年目。
自分が転職をするときに転職サイトを5社使った経験があります。
看護師が転職をするときに進められるのが転職サイト
とはいえ無料で求人を紹介してくれるなんで裏がありそうでちょっとこわいですよね。
そこで今回は転職サイトが無料で使える仕組みについて紹介します。
転職サイトを使っても大丈夫?と不安に思っている方必見の内容です。
・看護師転職サイトが安全なのかを知りたい
・転職サイトが無料で使える仕組みを知りたい
・転職サイトを使うメリットを知りたい
看護師転職サイトの仕組み
転職サイトってどうして無料で使えるの?
転職サイトは看護師を紹介する医療機関から報酬をえているため無料で利用することができます。
もう少し詳しく紹介しますね。
転職サイトには
・成功報酬型の転職サイト
・広告掲載型の転職サイト
があります。
どりらも医療機関から報酬を得て運営をしていますがお金の流れが違います。
それぞれ説明していきますね。
転職サイトの仕組み「成功報酬型」
成功報酬型の転職サイトは医療機関へ看護師を紹介し、入職が決まったら医療機関から、転職サイトへ紹介料が支払われる仕組みになっています。
金額は紹介した看護師の年収の20-30%が相場。
年収500万円の看護師の就職が決まった場合、およそ100万円以上の紹介料が転職サイトへ支払われることになります。
就職が決まらなければ、紹介料が入らないため転職サイトは就職をしてもらえる丁寧にサポートをしてくれます。
具体的には、希望の条件の職場を探してくれる、就職先の病院の人間関係や残業時間など内部情報を教えてくれる、書類の作成や面接の日程を調整してくれるなど、情報提供から事務手続きまで手厚くサポートがあります。
一方で高額な紹介料が動くために、中には紹介料を得るために無理やり就職をさせようとする悪質な転職サイトもあるため、利用する際には信頼できる転職サイト選びが重要です。
悪質な転職サイトを避ける場合は大手の転職サイトがおすすめ。
それぞれの特徴は大手5社を忖度なしにレビューした看護師転職サイトおすすめ5選!現役Nsが実際に使ってレビューしますをチェックしてね!
転職サイトの仕組み「広告掲載型」
広告掲載型はサイトに求人情報を紹介することで報酬をうけとる方法です。
病院やクリニック側は自分たちの求人情報を掲載してもらうことに対してお金を支払います。
採用に至らなくても費用が発生する反面、複数人採用しても追加のお金は必要ないという利点もあります。
広告掲載型の求人サイトは、サイト内に掲載した求人に求職者が応募して自分で転職活動をすすめていきます。
自分のペースで転職活動をすすめられる反面、職場の内部事情がわからない、転職で困ったときに相談を出来る人がいないという問題点があります。
転職サイトの仕組み「成功報酬型、広告掲載型の比較」
成功報酬型と広告掲載型を比較してみたよ。
成功報酬型 | 広告掲載型 | |
多くの求人を掲載している | 〇 | 〇 |
非公開求人がある | 〇 | 〇 |
職場の内情がわかる | 〇 | × |
相談相手がいる | 〇 | × |
しつこい連絡がこない | △ | 〇 |
面接対策や同行をしてくれる | 〇 | × |
書類作成を手伝ってくれる | 〇 | × |
一般的に、成功報酬型はアドバイザーがいるため、人間関係や残業時間など職場の内情をきけたり、書類の添削・作成の代行や面接練習ができたりするなど手厚いサポートが受けられます。
そのため転職を初めてする人や、複数の就職先で悩んでいる人に人気があります。
しかしアドバイザーとのやり取りが多くなるため、自分のペースて転職活動をしたい人には負担が増えてしまうでしょう。
転職サイトの仕組みから考える使わない方がいい理由
転職サイトは利用しない方がいいといいう声は転職サイトの仕組みを理解すると原因がわかります。
特に報酬成功型の場合転職サイトは高額な紹介料を得ることを目的に
- 希望条件とは違う紹介料のいい求人を紹介する
- 無理やり就職をさせようとしてくる
- 就職が不利になる(企業が紹介料をはらいたくないために)
という悪い噂がでてくるのです。
このような悪いうさわのある転職サイトは使わない方がいいのでしょうか?
結論は使うべきです。実際に私も転職サイトを利用して転職をしました。
転職サイトは上手に使えば悪い噂以上に、利用者にメリットが大きいからです。
ここからは転職サイトを使うメリット紹介します。
転職サイトを利用するメリット
転職サイトを利用すると複数の求人に応募できる
転職サイトを利用すると一度に数社の求人に応募し、内定を複数得ることができます。
内定を複数得るメリットは
・労働条件通知書を確認して労働条件を比較できる
ことです。
内定後に貰える労働条件通知書には給与、労働時間、休日の日数などが具体的に示されています。
求人票ではわからなかった具体的な労働条件を比較できるため、自分の希望条件にあった職場に就職がしやすくなります。
アドバイザーさんに聞いたら、平均3-4社の面接を受る人が多いみたい。面接で職場の雰囲気を確かめたり、内定後に得られる労働条件通知書を比較しながら就職する職場を決めているんだって。
面接の日程調整や、内定を得た後の「内定辞退の連絡」はアドバイザーが行ってくれるため、利用者の負担がないことも人気の理由です。
転職サイトは非公開求人を紹介してくれる
非公開求人とは、求人を出すと応募が殺到してしまう人気の求人や、公には求人を出しにくい役職つきの求人のことです。このような条件の良い求人は転職サイトに登録をした人限定で紹介をしてもらうことができます。
転職サイトは病院の内部事情を教えてくれる
職場の人間関係や、離職率、産休の取得率など職場のリアルな情報を転職サイトは把握しています。
でもアドバイザーの情報って信じられるの?
転職サイトはリアルな内情を把握するために多くの工夫をしています。
具体的には
- 転職サイトから就職をした人へヒアリングをしてリアルな内情を把握
- 実際に職場に足を運びその病院で働いているスタッフから情報収取&環境の確認
- 病院ごとにも担当をつけ企業と信頼関係を築いて情報を得る
など様々な努力をしていいます。
実際に利用した人にも職場の内情がきけたという声もありました。
私も残業時間や人間関係について質問したよ。
「残業ほぼなし」と言われた病院に就職したら、本当に残業がなくてキチンと情報を調べているんだなと感じたよ。
また、良い情報ばかりでなく、悪い部分も教えてもらえたのはありがたかったな。
転職サイトは今後のキャリア相談にのってくれる
アドバイザーに今後のキャリア相談にのってもらうこともできます。
アドバイザーは様々な人の就職をサポートしてきたので、
- 美容看護師をしてみたいけど、そのあと病棟に戻れるの?
- 将来はゆるく施設で働きたい!病棟経験はどのくらい必要
- 子供が小さいけどフルタイムで働きたい!実際そんな人っているの?
など自分の目指すキャリアに合わせてアドバイスをもらうことが出来ます。
様々な経歴の人やライフスタイルの人の転職に携わっているから具体的なアドバイスを貰うことができます。
私の場合は夫が転勤族だから
・今後も転職をしやすい経歴になる職場
・産休がとりやすい職場
ってどんなところですか?って相談に乗ってもらったよ。
転職サイトは履歴書のチェックや面接対策をしてくれる
めんどくさい書類作成もアドバイザーが手伝ってくれます。
履歴書や職務歴所の書き方はもちろん、就職先の医療機関に好まれやすい志望動機の書き方もアドバイスをくれるので転職が初めての人でも安心して書類を提出できます。
書類の書き方を調べる手間が省けるので働きながら転職活動をしている忙しい看護師さんにもおすすめです。
他にも希望があれば面接の練習や、同行をしてくれる転職サイトもあります。
転職サイトは希望条件の求人を探してくれる
希望条件を伝えるとその条件にあった職場を紹介して貰えます。
求人を紹介して貰うメリットはこの3つ。
- 自分で探す手間が省ける
- 自分では気が付かない求人にであえる
- 条件が合えば非公開求人も紹介してもらえる
ハローワークや探索型の求人だけでは見つけられない求人に出会えること、自分で探す手間が省けることが大きな魅力ですね。
転職サイトを使用するデメリット
実際の口コミから転職サイトを利用するデメリットを紹介します。
転職サイトを使うと電話がしつこという口コミがありました
原因としては
・連絡頻度を伝えていない
・転職の意思がないのに登録をしている
ことが考えらます
対策として
連絡をするタイミングと頻度を伝えましょう。
最近は初回の電話連絡を終えればLINEやメールでやりとりのできる転職サイトも多いです。
連絡方法について、LINEやメールなど自分の負担のないものを選ぶと良いでしょう。
また、連絡がしつこいと感じる人の中には転職の意思がないのに登録をしたままになっている人もいました。
今すぐに転職の意思がない場合はその旨を伝えサポートを終了しましょう。
そうすれば一切連絡は来なくなります。
どのサイトでもハズレのアドバイザーがいるという口コミがありました。
対策として
アドバイザーを変更しましょう
条件の違う職場ばかり進めてくる、連絡頻度をつたえてもそれ以上に電話をかけてくる、なんか話が合わないなど、相性の悪いアドバイザーに当たってしまった場合はアドバイザーを変更しましょう。
アドバイザーの変更は直接申し出るか、HPのお問い合わせから連絡をすればOKです。
複数の転職サイトに登録をしておき活動のしやすいアドバイザーのいる転職サイトに絞って活動をするという方法もあります
希望以外の条件の転職サイトをすすめられるという口コミがありました
原因としては
・コミュニケーション不足
・希望条件が厳しすぎる
・紹介料目的の悪質なアドバイザー
が考えられます。
対策としては
・希望条件に優先順位をつけて伝える
・絶対に譲れない条件は3つまでに絞る
・アドバイザーを変更する
自分の譲れない条件が相手に伝わっていないと希望とは違う条件を紹介されることがあります。
齟齬を防ぐために希望条件に優先順位をつけたり、どうしても譲れない条件を3つにしぼったりして希望条件を明確に伝えましょう。
それでも希望以外の職場ばかり紹介をしてくる場合は、紹介料目的の悪質なアドバイザーの可能性があるためアドバイザーを変更してもらいましょう。
転職サイトを使った方がいい人
結局どんな人が転職サイトを使ったらいいの?
転職サイトを利用した方がいいのは
・知らない土地で転職活動をする人
・初めて転職をする人/転職に不安のある人
・忙しい人
です。
初めて転職活動をする人/転職に不安がある人
初めて転職活動をする人・転職に不安がある人に転職サイトは人気があります。
アドバイザーが職場選び~書類作成・面接までサポートをしてくれるからです。
具体的には
- 転職の希望条件をききだし、希望に沿った求人の紹介をしてくれる
- 気になっている企業の実際のところ(人間関係、残業時間、産休の取りやすさなど)を教えてくれる
- 自分のキャリア相談に乗ってくれる
- 書類の作成を替わりに行ってくれるor添削をしてくれる
- 面接の同行をしてくれる
- 複数の企業の面接を受けれるため、内定後に貰える雇用契約書をみて一番条件のいい職場に就職することができる。その際手続きや、内定辞退の連絡をアドバイザーが行ってくれる。
があげられます。
知らない土地で就職をする人
知らない土地で転職する人に転職サイトはおすすめです。
全く知らない土地でも転職サイトを利用することで
- 職場の内部事情や地域での役割を知れる
- 土地感がなくても通勤方法など具体的な相談ができる
転職サイトの中には地域ごとに担当が決まっているサイトがあります。
地域に詳しいアドバイザーに担当をしてもらえるため初めての場所でも通勤方法などその地域の特色をふまえて相談をすることができます。
忙しい人
仕事やプライベートが忙しく時間がない人でも転職サイトを利用すればスピーディに転職活動が終わります。
アドバイザーが
- 望条件を満たした職場を選んでくれる
- 職場見学・面接の日程調整をしてくれる
- 履歴書や入職の時の書類作成を手伝ってくれる
からです。
自分で書き方を調べたり、調整する手間が省けるので忙しい人でも転職をスピーディに終わらせることができます。
転職サイトを使わない方がいい人
転職サイトを利用しない方がいいのはこんな人です。
・国立病院へ転職をしたい人
・転職をしたい病院がすでに決まっている人
国立病院へ転職をしたい人
国公立の病院は転職サイトには求人ありません。
稀に出ることはありますが、非正規や臨時職員が中心です。
転職サイトに国公立の病院の求人がない理由は
- 毎年5月に採用試験を行っており、中途での採用は基本していない
- 国公立の病院は福利厚生が整っており、知名度もあるため転職サイトに求人を出さなくても応募がくるため
ためです。
国公立の病院へ就職を希望している場合はハローワークと病院のHPをこまめにチェックするのがいいでしょう。
転職をしたい病院がすでに決まっている人
転職をしたい病院がすでに決まっている場合は、HPを確認して直接応募をするのがいいでしょう。
転職サイトだと希望条件を確認して求人を送ってもらうため、病院選びからスタートするため時間がかかってしまいます。
行きたい病院が決まっている場合はHPからの直性応募が一番早い方法です。
ただし転職サイトにその職場の内情が知りたい場合は登録をしてアドバイザーに話をきいてみるのも1つの方法です。
転職サイト以外の転職方法
看護師の転職方法は転職サイト以外だと
・求人サイト
・直接応募
・友人・知人の紹介
・ハローワーク
・eナースセンター(日本看護協会)
があります。
※求人サイトとは求人を掲載してるだけサイト。アドバイザーの就職サポートは行っていません。
転職の時重要な項目をそれぞれ比較してみました。
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内情の知りやす | 自分のペースで転職ができる | |
転職サイト | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
求人サイト | ◎ | △ | ー | |
直接応募 | × | × | △ | 〇 |
友人・知人からの紹介 | × | △ | ◎ | △ |
ハローワーク | 〇 | 〇 | × | 〇 |
eナースセンター(日本看護協会) | △ | 〇 | △ |
上記を参考に、自分に合った転職方法を検討しましょう。
転職サイトをうまく利用する方法
おすすめの転職サイト
転職サイトは実績のある大手の会社をを2社以上登録し、求人情報やアドバイザーを比較しながら使用するのが一般的です。
具体的な会社は大手5社を忖度なしにビューした看護師転職サイトおすすめ5選!現役ナースが実際に使ってレビューしますを参考にしてください。
転職サイトに登録した後の流れ
1.登録はサイトから1分で完了、その後に電話でヒアリング
公式サイトヘアクセスし、メールアドレスや電話番号など入力するだけで1分で登録完了です。
登録完了後に電話かメールが届きます。
メールの場合は電話連絡の希望時間の確認です。
ナース人材バンクでは、まず求職者の詳細情報をヒアリングするために電話がきます。
ヒアリング内容はこんな感じ。
・いつ頃就職したいか(半年以内、4月から入職したいなど)
・雇用形態(常勤やパート、派遣にするなど。夜勤をするかどうか)
・希望の勤務地(〇〇駅から20分圏内、〇〇市、転居可など)
・希望の施設形態(病院、介護施設、クリニック、訪問看護など)
・あなたの看護師経歴(総合病院の〇〇科で〇年、急性期経験など)
・現在の職場に転職の意思を伝えているか
・就職してみたい施設があるか
・住所などの個人情報
。子育て中の場合は保育園の送り迎え時間など
所要時間は15分ほどです。
事前に自分の希望条件や優先順位を考えておくとスムーズだよ
2.求人情報の連絡
ヒアリングが終了して1週間以内に求人情報を伝えてくれるキャリアアドバイザーから連絡がきます。
気になる求人や、質問をしたいことがあればキャリアアドバイザーに連絡をします。
私の場合はどの転職サイトもすぐに5件ほどの求人を送ってくれました。
職場ごとの残業時間など気になる情報を教えてくれ、自分の希望に沿った求人であるかを確認しました。
気になる部分は改めて職場に確認をして貰ったり、条件の「ここは違うな」と思う部分を伝えると改めて希望に沿う求人の提案をしてくれました。
私主体ですすめてくれて押し付けてくる感じはなかったです。
3.希望する求人があれば面接へ
転職したい職場があれば履歴書を提出し、見学や面接のセッティングをします。
レバウェル看護は履歴書も添削はもちろん、面接の調整まですべて行ってくれます。
希望をすれば面接の練習を受けることもできます。
採否を分ける面接にプロのアドバイスを聞けるのは嬉しいですね。
対象エリアの希望者には面接を同行してくれるサービスもあります。
4.内定と条件交渉
入職が内定すると「承諾したい」「保留したい」「辞退したい」という返事をします。
コンサルタントが間に入ってくれるので、相談しながら決めることができますよ。
給料などの希望条件の交渉がある場合はこの時にアドバイザーにお願いします。
「就職してみたら、情報が違った」という事がないよう、求人情報と内定時の情報に違いがないかよく確認しましょう。
5.退職と入職後のフォロー
転職が決まれば、今の職場の退職にむけて準備をすすめます。
アドバイザーが円満退職にむけて、退職の伝え方から退職届の書き方までアドバイスしてくれますよ。
退職希望を出しても辞めさせてくれないなど困ったことがあればコンサルタントに相談することができます。
また入職後もキャリアアドバイザーへの連絡が可能です。
事前にきいていた労働条件と違う場合はナース人材バンクへ相談をしてみましょう。
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