不合格だった病院にどうしても就職をしたくて…
再応募って職場側にバレるのかな?
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事を書いた私は現役看護師7年目。
人気の公立病院に6年間勤務していました。
在籍中、中途採用として入職した看護師から入職までの話や面接の様子を聞きいた経験をもとにこの記事を書いています。
この記事を読めば
・再応募は医療機関にバレるのか
・再応募で内定を貰うためのポイント
・再応募をして合格をした人のコメント
・再応募をあきらめた方がいい人
がわかります。
再応募をするときのポイントを理解して他の入職希望者と差を付けましょう。
絶対に入職したい職場が決まっている人必見の内容です。
再応募はバレる?
一度内定を貰えなかった医療機関へ再応募をする場合、医療機関は再応募であることを把握している場合が多いです。
その理由は
・1か月後などすぐに再応募している
・データで管理している企業もある
からです。
1か月後などすぐに再応募している
前回応募をしてから間隔を空けずに再応募をすると、医療機関の採用担当が同じ人であるため貴方の事を覚えていて、再応募であることがバレてしまいます。
データで管理している企業もある
大きい医療機関の場合は就職希望者の情報をデータで管理していることがあります。
そういった医療機関の場合、履歴書を出した段階で再応募だとバレてしまうでしょう。
再応募はしてもいいのか
再応募ってバレるとなんか気まずくない?
再応募することは全く問題がありません。
病院や施設としても、一度内定を貰えなかったのに再応募をするほど入社意欲の高い人が応募してきたのだとある意味で注目をされる存在になります。
ただし
・一度内定を断った医療機関
・昔務めていて自己都合で退職した医療機関
に再応募をする場合は注意が必要です
内定を断った企業
内定を辞退した医療機関に再応募をする場合は、内定を辞退した理由を採用者に納得してもらう事が重要です。
採用担当者は貴方に内定を出しても前のようにまた辞退をしてしまうのではないかという不安があります。
その不安を払拭し、貴方が必要な人材だということをアピールすれば内定を貰うことができるでしょう。
そのため一度内定を断った企業へ再応募をする場合は志望動機に注意が必要です。
昔務めていた企業
一度退職したにも関わらず、またその医療機関で働きたいと思った理由を採用担当者に納得してもらう事が重要です。
採用担当者は貴方を採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないかという不安があるためです。
特に前回退職を決意した理由は必ず質問されます。
前回の退職理由を伝える場合は、退職をするきっかけとなった問題が解決したこともセットで伝えましょう。
例えば病気を理由に退職をしたなら、現在はその病気が治癒しており、問題なく働くことが出来るようになったため応募をしたと伝えます。
そうすれば採用担当者も安心してあなたを採用することができます。
Tさん 40代
主任までした病院へ再就職をしました。
看護師が嫌になり退職。別の仕事をしましたが、看護師として働きたい気持ちがあり元の職場へ再就職を希望しました。結果は不採用でしたが、1年ほど間隔をあけて再応募。
他の職種を経験したうえで残りの人生は看護師として働きたいと感じていること、今後転職の意思はなく定年まで貴院で働く意思があることをアピールし内定を得ました。
再応募をするのにベストな期間
再応募をする場合は前回応募をした時から1年以上期間をあけて応募しましょう。
再応募までの期間が短いと、貴方のスキルや経験に変化がないと判断され不合格になってしまいます。
そのため1年以上期間をあけ、その間にスキルを磨きましょう。
前回から成長した部分をアピールできるため、再応募は1年以上あけてからするのがベストな期間といえます。
ただし前回不採用となったの理由が、「希望の部署に空きがない」という場合は1年より早くてOK。
細めに求人を確認したり、採用担当者に問い合わせをしたりしてみましょう。
再応募で内定をもらうための対策
再応募は内定が貰いにくいってきくけど、どんなことに気をつければいいのかな?
再応募で内定を貰うためには
・希望以外の部署や、労働形態での勤務も検討する
・タイミングを待つ
・スキルや経験を積んでから応募する
・不採用の理由を考える
ことが大切です。
希望以外の病棟は可能か
その医療機関に入社したい思いが強い場合、部署の配属は医療機関に任せると伝えるのも1つの手です。
看護師は結婚や、出産で予定外の退職者、休職者がでることが多いです。
部署の配属を職場に任せてよいのなら、そういった人手不足の病棟へ配属できるため病院としてもメリットが大きくなります。
つまり合格となる可能性が高くなるのです。
そのため希望以外の部署も可能が検討をしてみましょう。
臨時職員、パートなど希望とは違う労働形態での勤務は可能か
どうしても働きたい医療機関がある場合は、正社員でなく嘱託職員や、パートとして働くことも考えてみましょう。
採用時は嘱託職員や、パートでも、そこから正社員雇用をしている医療機関もあります。
実際に私の働いていた公立病院は年に数回嘱託職員の正社員採用面接がありました。
嘱託職員は正社員採用の面接にほぼ100%合格していたので、外部からの採用より正社員になるハードルは低かったです。
嘱託職員やパートの場合、正社員よりも採用基準がゆるいことが多いため、内定を得やすくなります。
どうしても働きたい企業がある場合は正社員以外の労働形態も検討してみましょう。
将来正社員で働きたい場合は、職場見学や、面接の時に、嘱託職員・パートからの正社員雇用の可能性があるのかをキチンと確認しておいてね。
タイミングをまつ
公立病院や、福利厚生が充実している人気の職場は、退職者が出ない限り求人をださない病院があります。
そういった医療機関へ就職を希望する場合は、医療機関の求人が出るのをまつという方法もあります。
具体的には派遣やパートなど短期間で働ける仕事であれば、求人が出たタイミングで応募がしやすいです。
特に国公立の病院は新卒の採用に力を入れているため、中途採用の募集は数が少ないです。
そういった医療機関が求人をだしたときすぐに応募ができるよう、派遣やパートなど退職がしやすい働き方で経験を積んでおくのがよいでしょう。
Yさん 20代
希望している病院に問い合わせをしましが現在求人は出していないと言われました。今後求人が出る可能性があるか質問をすると「春頃になれば求人がでる可能性がある」と言われたため、3ケ月更新のできる派遣看護師を行い求人が出るのを待ちました。その後求人が出たタイミングで応募をして内定を貰うことが出来ました。
スキルや経験を積んでから再応募をする
前回内定を貰えなかった理由が経験不足やスキル不足の場合は、別の医療機関で経験やスキルを積んでから再応募をするといいでしょう。
看護師は引く手あまたの業種と言われていますが、どこでも就職ができるわけではありません。
教育体制が整っていない場合や、スタッフ不足の医療機関の場合は即戦力として使える人材を求めます。
そういった医療機関の場合、新卒や、その医療機関の診療科が未経験だと不採用となる場合があります。
別の教育体制の整った医療機関で働き経験やスキルを積んでからか再応募するのが効果的です。
不採用の理由を考える
再応募をするときは前回不採用となった理由を考えましょう。
不採用の理由に応じて自分に足りなかったスキルを身に着けたり、自己PRの方法を変えたりすることで、前回から成長した自分を採用担当者にアピールすることができます。
そのため再応募をするときは前回不採用となった理由を考えることが重要なのです。
不採用の理由が社風とミスマッチの場合は注意が必要
医療機関の雰囲気や社風が貴方とあっていない場合、スキルアップして入社意欲を伝えても内定は難しいでしょう。
医療機関としては
・貴方が既存の従業員と親しくできるか
・長く務めてくれるか
も重要だからです。
例えば日勤のみで給与の高い美容看護師は「美容医療に興味がある」かどうかを重要視されます。
日勤のみでも給与が高く転職先として人気がありますが、実際に働くと美容医療に興味をもてず勉強が苦痛になるために、病棟へ戻っていく人が多いためです。
他にも三時救急でバリバリ働いていた人が、施設や療養病棟へ行くと考え方のギャップに耐えられず既存のスタッフと衝突したり、長く続かずに辞めてしまったりすることも多くあります。
それらを防ぐために貴方が医療機関の雰囲気にあわないと感じた場合は、スキルアップをして再応募をしても不合格となる場合があるのです。
あなたの雰囲気が希望している医療機関にあわない場合は、その医療機関への就職を諦めることも重要です。
自分で判断に悩む場合は転職サイトを利用して客観的なアドバイスを貰うものいいでしょう。
看護師転職に詳しいプロのアドバイザーから
・貴方がその医療機関に就職が出来る可能性はあるのか
・可能性がある場合はどんな履歴書や自己PRをかいたらいいか
など具体的なアドバイスをくれるためです。
逆に諦めた方が良い場合も
・その医療機関に近い条件の求人があるか
を教えてくれるので、自分の希望に近い求人を知ることができます。
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まとめ
再応募をするときは
・再応募は医療機関にバレることが多い
・期間は1年以上あけて再応募をするのがベスト
・どうしても働きたい場合は、希望の部署以外、非正規雇用での終了も検討する
・社風が貴方に会っていない場合は諦めることも重要
に注意をして転職活動を行いましょう。
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